開催概要
展覧会名 | アルフォンス・ミュシャ ふたつの世界 |
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会期 | 2024年 9月21日[土]– 12月1日[日] 展示予定表 |
休館日 | 月曜日(9月23日、10月14日、11月4日は開館)、 9月24日[火]、10月1日[火]、10月8日[火]、 10月15日[火]、11月5日[火] |
開館時間 | 10時から17時(入場は16時30分まで) |
観覧料 | 一般1000円(800円) 高校生・大学生500円(400円) 小学生・中学生250円(200円) *10月12日(土)〜14日(月)は市民文化の日無料観覧日のためどなたも無料。当日は混雑が予想されます。混雑時には入場制限を行いますので、あらかじめご了承ください。 *一部作品の展示替えを行います。 |
主催 | 府中市美術館(他館への巡回はありません) |
特別協力 | 大阪中之島美術館、OGATAコレクション、株式会社インテック、 堺 アルフォンス・ミュシャ館(大阪府堺市)、富山県美術館(50音順) |
お問合せ | ハローダイヤル 050(5541)8600 |
みどころ
版画と油彩画──
ふたつの世界を見渡す
草花に彩られた女神のような女性と波打つ曲線。19世紀末パリの香りが色濃く漂うアルフォンス・ミュシャの版画は、多くの人の心をつかんできました。さらに、近年、注目の高まるミュシャの油彩画。神秘的で荘厳な画面は、複雑な歴史を持つ祖国に生きたミュシャの画家としての奥深さを物語り、見る者を魅了します。
ミュシャの版画と油彩画は、これまで両者を一つの視点から眺め渡す機会がほとんどなかったために、まるで別世界のもののように語られてきました。しかしながら、固定観念を取り払い、ひとつひとつの作品に向き合えば、色やかたち、構図の作り方など、絵づくりの要素には、共通点が多いことに気づきます。甘美で流れるような曲線や、その中に確かにある、揺るぎない重厚なデッサンと構成力──版画にも油彩画にも、一目でミュシャと分かる強い個性が、その造形にあふれているのです。
本展では、版画の代表作と貴重な大型の油彩画、さらに素描や下絵も合わせて、ミュシャの魅力を余すところなく紹介します。なお、他の館への巡回はありません。是非、この機会にお見逃しなくご覧下さい。
クラシックな絵画と最新のデザイン感覚
ミュシャのポスターは、格調の高い伝統絵画の要素に、最新のデザイン感覚を組み合わせた斬新さから、人々の心を捉えました。例えば、人物には的確に陰影を施して立体的に描き、それ以外のモチーフは分かりやすく、平面的にデザイン化しています。さらに人物を太い輪郭線で囲むことで、全体の調和を図っているのです。版画作品の代表作が揃う本展で、そんな「ミュシャらしさ」をお楽しみください。
《夢想》
紙、リトグラフ OGATAコレクション
心の世界を見つめる思想
象徴主義は、文学から音楽や美術まで、世紀末のヨーロッパの芸術すべてを包み込むように流行した芸術運動で、表現のあり方そのものを問う革新性がありました。象徴主義の好例として知られるミュシャの神秘的な油彩画、さらには軽やかな版画作品にまでを、この思想を軸に見つめます。
《ポエジー》
キャンバス、油彩 堺 アルフォンス・ミュシャ館(大阪府堺市)
創作の過程に迫る
ミュシャの造形の魅力を解き明かすものとして欠かせないのが、下絵です。デッサンを重ね、試行錯誤を繰り返しながら「ミュシャらしさ」を生み出していきました。完成作とも比較しながら、ご覧いただきます。
《黄道十二宮》
下絵 紙、墨 堺 アルフォンス・ミュシャ館(大阪府堺市)
ミュシャの原点 物語の挿絵
貴重な下絵も公開!
ミュシャが初めて手がけた絵の仕事は、本の挿絵でした。画学生時代に奨学金が打ち切られ、いわば生活のために始めたものでしたが、ミュシャはこの経験を自分の大切な原点と語り、挿絵の仕事を生涯、続けました。初期の代表作を、貴重な下絵と合わせて紹介します。
『白い象の伝説』
下絵 紙、インク、水彩 堺 アルフォンス・ミュシャ館(大阪府堺市)
世界的コレクションの名品
ミュシャ人気の高い日本には、質の高いコレクションが数多くあります。特に、ミュシャの実息との深い信頼関係によって築かれたドイ・コレクションは世界的なコレクションで、《ハーモニー》、《クオ・ヴァディス》といった大型の油彩画が含まれています。同コレクションが寄贈された堺市以外では公開機会のほとんどない、この貴重な2点も展示します。
《クオ・ヴァディス》
キャンバス、油彩 堺 アルフォンス・ミュシャ館(大阪府堺市)
イベント情報
展覧会講座 「アルフォンス・ミュシャ ふたつの世界」 日時:2024年10月26日[土] 14時より(開場13時30分) 講師:音ゆみ子(府中市美術館学芸員) 会場:府中市生涯学習センター講堂 (府中市美術館より徒歩5分) 無料 予約不要 |
アクセス
〒183-0001 東京都府中市浅間町1-3
京王線東府中駅北口から
- 徒歩17分
- ちゅうバス府中駅行き「府中市美術館」 ❶下車すぐ
[毎時5分、35分に運行・100円]
京王線府中駅からバス
- ちゅうバス多磨町行き「府中市美術館」 ❶下車すぐ
[毎時00分、30分に運行・100円] - 武蔵小金井駅南口行き(一本木経由)「天神町二丁目」 ❷下車すぐ
- 武蔵小金井駅南口行き(学園通り経由)「天神町幼稚園」 ❸下車徒歩8分
- 国分寺駅南口行き(東八道路経由)「天神町幼稚園」 ❸下車徒歩8分
JR中央線武蔵小金井駅南口からバス
- 府中駅行き(一本木経由)「一本木」 ❹下車すぐ
- 府中駅行き(学園通り経由)「天神町幼稚園」 ❺下車徒歩8分
JR中央線国分寺駅南口からバス
- 京王バス府中駅行き(東八道路経由)「天神町幼稚園」 ❺下車徒歩8分
お車の場合
- 美術館近くの府中市臨時駐車場 [無料・54台収容]をご利用ください。