「ふつう展」日記

ひとつの展覧会の裏側には、展覧会を訪れただけでは見えない、さまざまなプロセスと試行錯誤があります。「ふつう展」日記は、「ふつうの系譜 「奇想」があるなら「ふつう」もあります 京の絵画と敦賀コレクション」展、略して「ふつう展」に関わるスタッフが、折々に皆さんにお伝えしたいことを発信するブログです。


ポスチラって大変。

「へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで」展、ようやくポスターとチラシが出来ました!
私は図録制作チームの編集者ですが、美術展覧会のポスチラ(美術館の人たちは、ポスターとチラシをまとめてこう呼んでいます。便利!)のお手伝いは初めてです。ついつい仕事の大きさをページ単位で考えてしまいがちな私にとっては、たった1ページのポスター、4ページのチラシが、いかに丁寧に作られているかを知ることのできた、貴重な機会でした。


こんなラフ(レイアウトの見本みたいなもの)が見事なチラシに変身。デザイナーさんってすごい、といつも思います。


丁寧に色の校正を重ねて、校了します。青っぽ過ぎたので、シアンを引いて再校を出してもらいました。右が初校、左が再校。


銀の特色にスミを乗せたら、ムラになってしまったので、印刷所の助言にしたがって、文字と絵柄の部分だけ銀を抜いてもらいました。右が初校、左が再校。


いろいろ経て、無事納品!

 

 

チラシの中身、こんな感じです!

目下、全国に発送中です。ポスターは、年内から少しずつ張り出されると思います。どこかで見かけましたら、「あ、へそ展のポスターだ」と写メしてSNSなどに投稿してくださると嬉しいです。
へそ展もTWITTERありますので、よろしければフォローもお願いいたします!

(図録制作チーム、久保)

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